可笑しなことの見つけ方

日常で見つけた可笑しなことを書いていきます。毎週木曜日20時ごろ更新予定です。

「本日休載」について

お久しぶりですが、みなさんお元気ですか? 元日に書いた回特に意味もなく次は2月19日にと書いた。特に意味もなくそう書けたのは、この日が現実感のない遠い未来だったからで、実際近づいてみれば、いくら日々淡々と暮らしている私にもそれなりに急用が入ったりするものである。当然のことながら、誰にだって立て込む時は立て込むなものだ。つまり、何が言いたいかといえば、「本日休載」なのである。申し訳ない。

 
そして、私はここである可笑しさに、ふと気付いてしまったのだ。普通に毎週書いてきたところでの「本日休載」であれば、ある意味よくあることなのかもしれない。しかし、お正月に8回分の合併号を書き、8回も休んだ後のさらに休載だとすれば、もはや「本日休載」と言われても、ピンとこないし、そんなことを言った人もいないのではないか。前代未聞である。週刊誌の合併号の後でいきなり休載になるということがあるのだろうか。先日、文芸誌で見かけたのは、「今回から再開します」だ。なるほど、いろんな休み方があり、始め方がある。おそらく8回休んだ後で、さらにもう一度休むことだってあってもいいのかもしれない。一度に2回書くのもいいかもしれない。
 
さて、本日は休載である。時間がないわけではないが、体力的に書けなかった。そして、ふと過去に自分が書いたものを読んで、よくもまあこんなにどうでもいいことをよく書いたものだと感心し、疲れ切った私はまた随分とその無意味な努力に勇気付けられもしたのだ。しばらくは書くことよりも、過去に書いたものを読むことが続くのかもしれない。
 
休載といいつつ、結局かなりの文字数を書いたことになる。ただ、いつもとは書き方も違う。これからしばらくこのような不定期の更新になったりするかもしれない。引き続きお付き合いいただければ。